南アフリカのエイズ対策

こっちに来て最初に不思議に思ったのが、パブだろうがレストランだろうがショッピングセンターの立体駐車場であろうが、公衆のトイレに入ると必ず■ンドームの自動販売機があること。主なメーカーはここ。大体、5種類ぐらい売っていて£1とか2とかだと思う。理由を知らなかったころは「イギリス人ってそんなに必要なんだ」と感心していたが、実は違った。サッチャーの頃だかに大々的に政府主導のアンチエイズキャンペーンを打って、街角には大きな看板を掲げてコ▲ドームの使用を促し、公衆の場のトイレにはコンド●ムの自動販売機の設置を義務付けたのだと。
で、それを上回るのが南アフリカ。AIDSの実態はWebの情報だけど悲惨なものだ。今もそうかは知らないが、少し前は無知とデマが悲劇を呼んでいる。そこで、南アフリカでは無料でコンドー◆を配っている。と言うネタを仕込んで現地に行ったら

本当だった!

写真は、訪問したメーカーさんのメインオフィス*1のトイレの手の乾燥機の横に平然と設置してある*2ディスペンサーから失敬してきたもの。6個入りでパッケージの裏側にはどうやって使うか図解入り。右下に政府のマークが印刷してある公認仕様。

*1:基本的に白人ばっかり、○×マネージャークラス以上しかいない感じなので、実際にこれを必要とするクラスの従業員は入ってこないと思うが

*2:まじめな話、最初にトイレを使わせてもらったときはうがい薬か何かと思って見過ごした