2011年6月5日20時ごろ

全く、まだ状況が自分の中で消化できていませんがアヤが死にました。
まだ、体は暖かいけど心臓は動いていません。眼もうつろです。舌が出ていたので口の中に入れてあげました。
最後に大好きだった毛漉きをしてあげました。

昨日はおびえも取れてベッドの下から出てきた。でも今日の夕方外出から帰ってきたときは部屋の隅のカーテンの陰に隠れてた。確かに何となく変だったと言えばそうかもしんないけど、眼が合った時はそんなに具合が悪そうとは思わなかった。
明日になれば、うちに帰れて思う存分壁紙を引っ掻いても良かったのに。ホテルの部屋は居心地が悪そうだったかも。
引っ越しの手順とは言え知らないキャタリーに3泊して、その後丸々一日の移動は15歳目前のアヤおばあちゃんにはしんどかったな。
可哀そうだったかな。

この4年間、夏は当然日本より断然涼しいので、ほわほわの毛皮のアヤからしてみればものすごく住みやすそうだった。冬はセントラルヒーティングの丁度上の居心地の良いところを見つけてのびてた。
あの心地よさは日本じゃ与えてやれないので、申し訳無いなとは思っていてがまさかこんな形で回避できなくても良かったじゃないか。
最近脂肪細胞(?ごめん正確に何て状態なのかもよくわかってなかった)が増えてきて耳や鼻の回り、首の回り、背中にぽつぽつが出来ていたけれどイギリスの獣医*1もこれは心配ないのよ。って言ってたじゃないか。でもな、最近は昔は好きじゃなかった毛漉きが大好きだったもんな。おいちゃんがシャワーから出てくるのを分ってて、ドアの前で絶対待ってたもんな。

思えば、あの秋の日に箱の中でニャーニァーないてたのが最初だった。手乗りサイズで生まれたばっかりだったよな。ドライフードをいきなり食わそうとしたけど、ありゃ生まれたてにはひどかったな。でも、よく知らなかったんだよ許してくれてたよな。蚤取りして病院行って、虫下しして、半年で避妊手術してずーっと可愛い御嬢チャン猫のまま15年間ありがとう。最近でも俺の手のことがぶってやってたもんな。全然おばあちゃんじゃなかった。最初におばあちゃんって書いて悪かった。天国に行ったらこの人間のおいちゃんやおばちゃんじゃなくて本当のお父さんとお母さんにも会えるよな。今でも黒い靴やナイロンのバッグにすりすりしてたから、きっと黒猫なんだろうなとおいちゃんは思ってたけどどうかな?それからこのおいちゃんのお父さんもいるけど気をつけろよ。あんまり猫好きじゃないからさ。

とにかく15年間ありがとう。お前がうちに来てくれたせいで、小僧もうちに来られたんだと思う。いろいろ大変な時にお前にはすごく癒されたよ。ごめんな、最後にかまってやれなくて。

*1:今頃思い出したけど、獣医が心音を聞いて少し弱ってるって言ってた。日本に戻ったら獣医にちゃんと診せた方が良いって