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LSDについて。
大体、マラソンランナーじゃない一般ピープルの人は*1「10km*2を走る」と聞くと、ソーゼツな距離との認識を持つみたいですね。きっとそれは皆、原体験*3として、中・高校で1500m走をやらされた経験なんかがあるから。あー言う1500mを大体6分とかで走るのはフルマラソンではありえないスピードです。(出来りゃあ、サブ3*4ですからね!)その感覚で練習を走ってはいけません。そんな事をすると、せいぜい30分も走ると疲れちゃって「はい、今日は頑張ったからこれで終わり。汗も一杯かいたし。。。」なんて事になって、本当に起きて欲しい身体やココロの変化

  • 4時間以上走り続けられる身体になる。
    1. 強い筋肉が弱った後に出番が来る、普段使わない小さい筋肉を鍛える。
    2. 身体の隅々まで酸素とエネルギー源を届け、筋肉から運動によってできる老廃物を運び去る「毛細血管」の発達を促す。
    3. 身体に溜まった、マラソン時には殆ど足かせにしかならない体脂肪率を減らす。
  • フルマラソンを走りきるために必要な「私はこれだけやった!」と言う自信。

を得るチャンスを失ってしまいます。そこで、是非ともやらなければならないのが「LSD*5」です。大体1kmを8分以上かかる位の息は弾まない、筋肉もすぐには辛くならない。練習相手と笑い話が出来る位のスピードでじっくり長時間走るのです。この練習を、毎月2回(本当は毎週)行いたいです。2時間以上、頑張れますよね。ゆっくりですから
但し、注意点が2つ*6

  1. 給水はきちんと15〜20分毎にとる。
  2. フォームに気をつける。着地、足のかきは意識する。小またでチョコチョコでは無く、レースの時のフォームをスローにする事で、スピードと負荷を減らすようにする。

*1:

*2:私はマラソンは10km走4本+2kmの花道 と考えています。だから、10kmを自分の意思でコントロールして走れるようになれば、フルの完走は遠くないと思います。

*3:大げさ?

*4:フルマラソンを3時間以内で走る人のこと

*5:麻薬じゃないんですけどね、でも脳内物質による中毒は出てるかもしれません

*6:あえて書かない3つ目…サウナスーツは着ない。爆