自宅でおいしいコーヒーを飲む方法

この4年でやっとたどり着いた結論。

  1. 水…水道水。もしかしたらこれが秘訣かもしれない。ある意味。
  2. 粉…Taylors of HarrogateのLazy Sunday.その辺のスーパーで売ってる。227g*1で2.5quids*2。全然安い。*3豆の種類は書いてなくて「中米とアフリカの豆をブレンドした」とだけ。少し人工香料を疑うほど、封を切った時の香りが良い。だが、もしかしたらなんでもいいのかも。
  3. コーヒーマシン…帰任者から引き継いだKRUPS*4。普通のドリップ式。だが、正直なんでもいいと思う。
  4. フィルター…スーパーのプライベートブランド無漂白ペーパーフィルター。だが、正直なんでもいいと思う。

ここからが一工夫部分で、コーヒーマシンに水をセット(?)しない。お湯を使う。3カップ分位一旦豆無しで回すとお湯が出来る。これをまた水タンクに戻す。で、豆をはかり*5おそらくヒーター出力切り替えと思われる、4カップ以上ならこちら、スイッチをぱちんとやって、待つ。
するといきなりポット下のヒーター部分で激しく沸騰が起き上のお湯出口から蒸気がメインとなって吹き出される。1カップ分とは言わないが蒸気となって空気中に消える。お湯ではなく蒸気メインな所がみそなのだと思う。水からいれると味気ない「安い豆で安いコーヒーメーカーで手間かけてない」ごく普通のコーヒーが出来るんだけど、これでやるとエスプレッソモドキ効果が得られるのか味がしっかり出る。
これに気付いた*6のが、今年の夏。その頃は自分らしく「イギリスの水って、紅茶だけじゃなくてコーヒーも旨くするよな。それともコーヒー豆業者がイギリスには良い豆入れて、日本人はクズ豆に高い金払わされてんのかな?」みたいな、すぐ被害者意識に走る感想しか持ってなかったのだが、その実コーヒーメーカー内部にライムスケールが付いて、お湯が流れなくなり知らないうちに格好よく言えば「蒸気抽出」になっていたのであった。これは、ある日ついに内部が完全につまり、内部ゴムホースが蒸気の圧力で外れて、水がダダ漏れになって終わりを告げた。私はお酢と太目のタイラップで突いて*7で配管内部のライムスケールを何とか除去し、やれやれとコーヒーをいれてみて、余りの早さ、余りのバスバスブシュブシュ言うノイズの無さ、余りのコーヒーの薄さで明らかになった。
その後は「蒸気蒸気」と呟きながら一手間かけて朝のコーヒーにありついてる。

*1:1/2lbsって事。頑固にインペリアル

*2:ポンド

*3:スーパーのプライベートブランドはもっと安い

*4:色はオールブラック

*5:って、どのコーヒーマシンに付いてたかも憶えていないプラスチックのスプーンで、だが

*6:と言うか気付かなかったと言うか

*7:勿論、これは正しい使い方ではないが他に適当な屈曲性と硬さを兼ね備えたものが手元に無かった