-完走への心構え、もしくは奥の手-
私は一昨年のホノルルマラソンが、初マラソンでした。それまでにハーフは数回完走し、Bestは1時間45分と言う状況でした。で、ホノルルマラソン本番は帰りのハイウェイを降りた後走れなくなり、辛い辛い7kmをトボトボ歩きました。はっきり言います、こんなホノルルマラソンはちっとも楽しくな〜い!最後に、笑ってゴ〜ル!こそホノルルマラソンに求めるものです。ですから、今日書いていることはちっとも前向きではない内容と思えるかもしれません。ですが、1つのオプションとして心にとどめてもらえればと思います。
- 選択1.スタートして10kmは走らない。*1ウォーキングする。
- 国内の大会では決して経験できないもの、これがホノルルマラソンのスタート〜ダウンタウン〜アラモアナスタート地点*2の花火〜ライトアップされたダウンタウン、とても印象的です。
- 初参加で初フルの人がここを走ると、多くの人が魂を奪われてしまうんじゃないかと思います。私は、完全に舞い上がっていました。オーバーペースで人ごみをジグザクに走り、給水所ではあせってすぐに水を貰おうとして人ごみに突っ込み、給水後はあせって再加速しました。振り返るとこういう心理状態になった時点で後半の大ブレーキは決まっていたようなものでした。
- レース本番では興奮状態になって、自分の思った以上の力が出ます。でも、それがフルマラソンの距離続く事は難しいでしょう。トータルで見れば、自分の練習してきたスピードからやや遅いスピードが平均速度になるんじゃないでしょうか?
- ですから、私の第一の提案は前半を決して飛ばさず、むしろ歩いてダイヤモンドヘッドを越え*3、カハラの給水が終わった所から「さて、本番!*4」と走り出す。と言うものです。最後に走れなくなって歩くのとは訳が違います。
- 選択2.こまめにランにウォークを混ぜる。これは、私の教科書「市民ランナーのための マラソン挑戦100日プログラム」ジョー・ヘンダーソン著 大修館書店 の中などに紹介されていますが、
実際、一昨年の後半はこの団体に抜かされてしまいました。ごっついコーチが集団に「ハイ、ジャアココデアルキマスヨ」みたいな感じで指令を出すと、集団は「イエ〜!」とか叫びながらテクテク歩き出すんですね。たぶん、この人たちは4時間半程度でゴールしたのではないかと思います。
今日書いたのは、あくまでも初マラソンの完走に自信の無い人にとってマラソンの途中で歩くのは決して恥ずかしい事ではないと解ってもらいたいからです。但し、基本は走るんですよ、基本は走り。あくまでも。